
バンコクに赴任と聞くとどんなイメージを思い浮かべるでしょうか?「タイ生活の期間中に近隣の国を制覇したい」「物価が安くて生活しやすそう」「プール付きのコンドミニアムに住める」など色々な想像を膨らませて楽しみにしている人や、「タイ語を習得するのが大変そう」「治安が悪くて危なそう」「食べ物が合わなくて苦労しそう」など不安の方が大きい人も多いと思います。
今回はそんなタイ生活の期待や不安に関しての実態のご紹介や、知っておくべきポイントなどをご紹介して良ければと思います。
タイ生活って実際どうなの?
ではまず初めに、先程ご紹介した期待ポイントと不安ポイントに関して1つずつ実態はどうなのかご紹介していきます。
タイ生活って実際どういうイメージなのか想像してみてください。
タイ生活の期間中に近隣の国を制覇したい

タイは連休が意外に多いので、タイ生活中に東南アジアの様々な国を旅行したいと考えている人も多いのではないでしょうか。近隣国であればLCCを活用することでかなり安い金額で旅行に行くことが出来ます。
「シンガポール」「ベトナム」「香港」など日本人から人気の観光地はもちろん、「ラオス」「カンボジア」など日本から直行便で行けない国もタイからだと2時間程度で行けます。
もちろん、タイ国内もプーケット・ホアヒン・パタヤなどのビーチリゾートはもちろん、アユタヤ・チェンマイなどの歴史を感じる観光地など色々な観光スポットがあるので、是非タイ生活中に色々回ってみてください。
✅ 日本から行くと高い国を狙え!
せっかくタイから旅行に行くのであれば、日本から行くと高い国を狙って制覇していくのがお得です。また、中東やヨーロッパなども比較的アクセスが良いのでタイ生活中に抑えておきたい旅行先です。タイだけでなく色々な国に旅行にいって海外生活を満喫しましょう!
物価が安くて生活しやすそう

最近はタイも物価が上昇しているので、10年前と比較すると生活にかかる費用は高くなってきています。ただ、買い物に行く場所や行くレストランを選ぶことによってまだまだコストを抑えた生活をすることは可能です。
輸入品は高いので、ワインなどは日本で買うよりも高かったり、日系のスーパーでは日本で100円くらいのカップラーメンが350円くらいで売られていたりします。ただ、ローカルスーパーで現地商品を購入すれば費用は抑えられるので、色々挑戦してみてください。
また、例えば野菜などをローカルスーパーで買うよりも市場で購入すると本当のローカル価格で買う事が出来る。そこまでコストを抑えたいかによって買い物をする場所などを考える必要があるでしょう。
外国人向けのスーパーのみで買い物をするような場合には、日本での生活よりも食費などが高くなるというケースが多いでしょう。
✅ 物価が安いかというと微妙
タイの物価が安いかというと、円安の影響もあり微妙な水準になっていると思います。もちろん日本より安い物もまだまだ多いですが、良い物を買おうとするとどんどんお金が飛んでいくのでしっかりと計算して買い物をするようにしましょう。
プール付きのコンドミニアムに住める

先程は物価が高いと言いましたが、家賃に関しては都会のバンコクで部屋を借りる事を考えるとまだまだ安いです。また、駐在員の方であれば家賃は会社持ちや、家賃補助が出るというケースがほとんどだと思いますので、4万バーツ以上の部屋に住むことが多いのではないでしょうか?
そういった物件はプールやジム、送迎など色々なサービスが付いている場合が多いので、日本の物件と比べるとかなり充実しているでしょう。特に送迎サービスがあると暑いタイを延々と歩かなくて良いので快適に生活することが出来ます。
ただ、私もプール・ジム付きの物件に住んでいますが実際にそういった施設を使った事はありません。部屋を選ぶ時の条件でプールやジムがある物件を探しているのですが、結局は「いつでも使える」と思って使わないというパターンです。タイでプール・ジム付きの物件に住んだら是非活用してください!
✅ 近くにコンビニがあるお店がオススメ!
タイは比較的治安が良いのですが、夜中の外出はさけたいところ。そんな時にコンドミニアムから徒歩2-3分の場所や1階にコンビニがある物件だと気にすることなく深夜でも買い物に行けます。他にも重要なポイントはありますが、個人的にはコンビニとの距離は重要視しています。
タイ語を習得するのが大変そう

まず、タイ生活と聞くと「タイ語」というイメージが強いと思いますが、バンコクであれば比較的英語も通じるシーンも多く、タイ語がほぼ話せなくても住むうえでそこまで困ることはありません。
私自身もタイに10年住んでいますが、タイ語はそこまで使う場面はなく、英語で問題なく生活出来ています。
「タイ語」も「英語」も不安という方は、日系のサービスを利用したり、翻訳アプリを活用したりして、日本語だけで生活も頑張れば不可能ではないと思います。
とはいえ、やはり「タイ語」か「英語」を勉強するのがオススメ、語学学校に通うなどして言語スキルを高めていきましょう。ビジネスシーンでもバンコクの大手企業であれば英語でのコミュニケーションで問題ないので、語学を勉強するのであれば、色々な国で使える英語を勉強するのが良いと思います。
✅ 使っていれば自然と覚えていく!
やはり学校で勉強すると一気に成長しますが、日常的に使用していれば自然と語学力は付いていきます。周りの人が何と言っているのかや、どういう意味なのかを身に着けていきましょう。
タクシーに乗る時などタイ語を使うと観光客じゃないアピールになりメーターで行ってくれる確率が上がるような気がします。
治安が悪くて危なそう

海外での生活という事で、バンコクの治安が悪そうで不安という方も多いのではないでしょうか。
バンコクというと観光地というイメージを持っている人も多いと思いますが、観光客を狙った詐欺や軽犯罪は比較的多いです。ただ、ケースとしては限られているのでどういったパターンが多いのか事前に調べておくとだまされる確率はかなり低くなるでしょう。
知人や知り合いなどに聞いたタイで一番多いトラブルは、スマホの盗難という方が多かったです。特にiPhoneは狙われやすく、上部の空いたカバンから取られたというケースがかなり多いので、基本的にチャックが付いたカバンを使うようにしましょう。
ただ、普通に生活をしていて被害に遭うとすれば、そういった窃盗関連の被害が多いので、特に被害に遭うことなく駐在生活を終えるという方がほとんどだと思います。
✅ 深夜帯は注意が必要
バンコク生活では特に夜間は人通りの少ない場所を歩かない、深夜の時間帯はタクシーよりもGrabの方が安全、など基本的な点に注意していればそこまで危ない目に遭う事は無いと思います。
比較的安全なタイですが海外という事を忘れずに気を付ける事は気を付けましょう。
食べ物が合わなくて苦労しそう

タイと言えばタイ料理、パクチーというイメージを持っている方も多いと思います。実際にタイ料理が合わない方も多いですが、タイは様々な国のレストランが揃っているので外食の際にはタイ料理以外を選ぶことも出来ます。特に中華は安くて美味しいお店が多いです。
また、日本食に関しても大戸屋やすき屋、リンガーハットなどの日本のチェーン店もかなりの数進出しているので、日本食が恋しくなることもなくいつでも食べることが出来ます。
バンコクであればタイ料理を食べずに生活することは容易に出来ますし、お店でパクチーを抜いたり、辛さを控えめにしたりお願いすると意外に問題なく食べられるかもしれません。
中には食べやすいメニューもあるので、せっかくのタイ生活、タイ料理にも是非チャレンジしてみてください。
✅ タイ料理を食べなくても生活可能!
外食派の方に関しては色々な国の料理があるのでタイ料理を避けても食べれるものは色々あります。日本食・中華・イタリアンなど好きなお店に行ってみてください。自炊派の方も日本の調味料や食材も多少高いものの手には入るので日本食を作るのにも困りません。
バンコク生活を楽しむポイント
バンコクでの生活を楽しくストレスフリーに過ごすためのポイントをいくつかご紹介いたします。
楽しくタイ旅行を楽しむために参考程度に読んでみてください。
気にしすぎずに受け入れよう!
タイの住居では日本と比べると水漏れや機器の故障などのトラブルが発生しやすく、対応も日本と比べて遅い場合が多いです。タイの給料は日本と比べて安く、提供しているサービスの品質も高くないので、スーパーやコンビニのレジでの対応にイライラしてしまう事もあるかもしれません。
対応が悪い!対応が遅い!などとイライラして態度に出ると相手にも伝わってより対応が悪くなることも。逆に仲良くなるとそんなこともやってくれるの?と思うくらいに迅速に丁寧な対応をしてくれるようになることもあるので、適度にいい関係を保った方が得という場合が多々あります。
タイに来てすぐは特にイライラする事もあるかもしれませんが、気にしすぎずに受け入れるようにしましょう。
ストレス発散できる方法を見つけよう!
日本でもタイでも生活していると少なからず、ストレスが溜まります。「外をブラブラ散歩する」「ジムで運動する」「映画鑑賞をする」「読書をする」「一人旅に出る」などストレス発散方法は人によって違うので自分に合った方法でストレス発散しましょう!
バンコクには日本人が多く住んでいますが、意外と人と人が繋がっていたりするので窮屈に感じるという方もいるかもしれません。たまにはそういった繋がりを無視して現地の方とコミュニケーションを取ってみると新しい感覚になるかもしれません。
日本と比べるとストレスが溜まらないという人もいれば、日本よりタイの方がストレスが溜まるという人もいります。家族でタイに来ている場合には家族でコミュニケーションを密に取るようにしましょう。
タイでやりたい事は全部やる!
タイ生活が後半に差し掛かって、〇〇やりたかったのに!という事が無いようにバンコク生活でやりたいことが出来たらとりあえず全部やるの精神で色々なことにチャレンジするのもオススメです。
駐在員の方の場合多くが3~5年程度で帰任になるかと思います。
その時にやり残したことが無いように、今年はこれをやるという感じでやる事リストを作成するのもオススメです。
限られた期間の中でタイを満喫してください!